• 2022/10/06

マリ・クレールに学ぶビューティーライフ Lesson9

ニッチ香水の展示会でアーティスティックな香りに出会う Vol. 1

9月のヨーロッパはインテリアのトレードショー、デザインウィーク、ファッションウィーク等が続き、世界中のジャーナリスト、バイヤー達が集まるイベントが盛り沢山に開催されました。
イタリア・フィレンツエの「PITTI FRAGRANZE」とパリの「RIVES DE LA BEAUTÉ」ではニッチ香水のブランドが一堂に揃う香水の見本市が開催され、ユニークなブランドが集結。今回は多くの香水の中から、特に気になるアーティスティックな香りのブランドを2回に分けてご紹介したいと思います。
 

 
世界160ヵ国のブランドが集まった「PITTI FREGRANZE」では、老舗ブランドから新ブランドまでが新しいクリエイションの香りを発表し会場を沸かせました。
画家のJasper Liがスタートした香港発の「TOBBA」は、香りの構成からパッケージ、ロゴやボトルデザインに至るまで全て彼のアート表現の一つだといいます。中でも「Force」という香りは、サイプレスとミント、リコリスとカカオ、パチョリやレザーを組み合わせたミステリアスでエネルギーに満ちたエキセントリックなノートが際立ちます。
 

 
スペインの「Alguien」は写真、クラフト、アート、ファッションとのコラボレーションを行うブランドで、香水というよりまるで現代アートの作品です。香りはウッディ調でスパイシーな「Alguien」と、グリーンアロマティックな「Alguien N .2」の2種のみで、コレクションは全てにシリアルナンバーが記され、ユニークなオブジェを見ているような感覚になります。
 

 
フランスの陶器メーカーとして日本でも人気を誇る「アスティエ・ド・ヴィラット」は歴史的な3種の香りを個性豊かに蘇らせました。
一つ目の香り「Bleu God」は紀元前4000年前のエジプト時代から続く大自然の香りで、スパイシーで甘いミルラ、ナイル川の岸辺をイメージしたカラマスやハーブ、緑が混じった神秘的な世界を作り上げています。
二つ目の香り「Artaban」は古代イランのパルティア王のために作られた香りを再現し、甘いマジョラム、グリーン、アニス、フレッシュなカルダモンにバニラとアンバーを加えた深く温かみのある香りです。
三つ目の「Les Nuits」は1838年の夜、文豪バルザックや音楽家リスト、画家ドラクロワなどが集まった晩餐会の香りをイメージし、豪華なトルコ産のバラ、官能的なパチョリ、イランイランやスモーキーなレザーとベチバーが誘惑の香りを作り上げ、まるで一つの物語を読み上げているようです。
 

 
その他、コーヒーの香りをベースにした「MAISON TAHITE」、オブジェのようなボトルの「AGATHO」、日本発植物バイオメソドロジーを生かした化粧品ブランド「Waphyto」の新商品がいち早く世界に発表され、多くのクリエイティブなブランドに触れる機会を得ることができました。
 

 
日本にはまだまだ入ってきていないブランドばかりで、皆様に全てを紹介することはできないのですが、次回はパリの「Rives de la Beaute」で注目した香水をご紹介致します。楽しみにしていてくださいね。
 
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